久々に「花ふきん」を作る

作る

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こんばんは、accoです。

 

少し前に本棚の本を引っ張り出した時に出てきた「暮しの手帖」。

この「暮しの手帖」は、私にとっての神回だったというか、当時の私の好きなことがたくさん詰まっていたので、いまだに取ってあるのですが。

この「暮しの手帖」は、2010年11月のもの。

当時これを読んだのをきっかけに、羊毛フェルトでスリッパを作ったり、刺し子の「花ふきん」を作ったりすることにはまっていきました。

寝る間も惜しんで夢中になって作っていた時期があって。

なんだかとっても懐かしい…。笑

多分今はもう、あんながんばり方はできないだろうなぁ…。

 

それで、久々にひっぱりだして懐かしくパラパラ見ていたら、なんだか久しぶりに作りたくなりまして。

とは言っても、ひとまずウォーミングアップ的に(?)一枚作ってみたいと思ったので、線があらかじめ引いてくれてあるものを購入して、それで刺してみました。

模様がいろいろあって迷ったのですけど、まずは一枚こちらを。

ちなみに、先に紹介した「暮しの手帖」では、近藤陽絽子さんという方の「花ふきん」が取り上げられています。
近藤陽絽子さんは、秋田の方だそうで。
かつて、嫁入り道具として母から娘へ手渡されていたという「花ふきん」。
私はこの「暮しの手帖」を読むまで、「刺し子」についても「花ふきん」についても、全く知りませんでしたが。
この記事を読んで、すっかり「花ふきん」に魅了されてしまいました。
近藤さんの「花ふきん」の針目の美しさ。
母親が、娘の嫁入り道具として、何十枚と縫いためておく「花ふきん」の役割と意味。
さらに、この「暮しの手帖」の中の近藤さんの言葉が、とても心に残りました。

「花ふきんは、水を通すと糸の染めが落ちて淡く色づきます。これは『婚家の色に早く染まるように』という意味があるといいます。でもね、実際に水をくぐらせてみるとわかることがあるの。どんなに色が染みても、四方の縁だけは決して染まらないのよ」

(暮しの手帖49 12-1月号 「嫁入り道具の花ふきん」 より引用)

この「暮しの手帖」では、「花ふきん」の作り方は載っていなかったので、「作ってみたいなー」なんて気持ちを持ちながらそのまま過ごしていたのですけど。

しばらく経ってから、「暮しの手帖」で「花ふきん」の作り方を掲載している号が出たので、それを見ながら、初めての「花ふきん」作りに挑戦したのでした。

何枚か失敗を繰り返し、ようやく完成させた1枚。

「四方の縁だけは決して染まらない」を確認したくて、ワクワクしながら縫い上げた「花ふきん」を水に浸したのを覚えています…。笑

 

さらにその後出版されたこちらも写真が綺麗でわかりやすくて、お気に入りです。

ひたすらチクチク縫い進める作業は、なんだろう…、ヨガとか、瞑想とか、座禅とか、そういうのに近いような、そんな感覚。

静かな時間が流れて没頭していく感じが、とても好きです。

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