最近こどもが好きなのが、教育テレビでやっているおさるのジョージ。
私も一緒にハマっています。
と言いますのも。
ジョージに出てくる登場人物たち、みんなとても優しくて楽しいのです。
ジョージに対して寛大というのか、広い心で優しく見守っていてくれてるのが伝わってきて、温かいお話がいっぱいです。
そして何より、ジョージと一緒に暮らす黄色い帽子のおじさんのジョージへの愛情の深さに、グッときちゃいます…。
黄色い帽子のおじさんを見ていると、ちっちゃいことでいちいち怒ってる場合じゃないぞ、私、と言いたくなります。
先日見た回では、ジョージが貝殻をたくさん集めていて、その貝殻をジョージが冷蔵庫のバターのケースの中にしまっていたのですけど、それを発見した黄色い帽子のおじさんがジョージにかけた言葉が、「バターが砂だらけだぞ、ジョージ」の一言だけ。
私だったら、もうプンプンどころか、キーキー怒っちゃいそうですけどねー。
そのほかの回でも、ジョージがお店でビー玉のガチャガチャをやるのだけど、ジョージが欲しい金色のビー玉が出るまで何回もやらせてあげて、最後、金色のビー玉が出てきた時は、ジョージと同じくらい大喜びしてくれる黄色い帽子のおじさん。
タイムリーにも、ガチャガチャ大好きな息子くんが、ガチャガチャをやる頻度に悩んでいた私。
ちっちゃいことで悩んでたな…私、と思わずにはいられませんでした。
ジョージって、2歳から3歳くらいなんじゃないかなーって、勝手に私は思っています。
似ているんですよね。
今の息子くんの行動とジョージのやることが、重なって見えます。
(若干ジョージの方が賢そうな感じもしますが。笑)
特に最近は、いろいろなことができるようになってきたし、自分の思いがはっきりして全面に出すようになり、イヤイヤ期も真っ只中。
おいおい、って思うことが多くなりました。
こどもの行動が、ある程度私が予想していた範囲内の行動であれば、想定の範囲内なので大丈夫なんですけど、成長と共にその想定を超えてくる時が来るんですよね。
そうすると、最初はちょっと驚くし、自分が思っていた範囲を上回ることをやられると、ちょっと勘弁してー…って、本気で思ってしまいます。
で、そういうことが多くなってくると、もう私が想定していた範囲では収まらなくなってきたんだな、ってことが実感としてわかってきて、私が想定していた枠みたいなものを、今までよりも大きく広げざるを得なくなる。
私がこどもに対して「今は大体こんな感じかなー」って思い描いている輪っかを、こどもの成長と共に少しずつ大きく広げさせられているような感じです。
最近は息子くんの成長が著しいのか、その私が思い描いてる輪っかを広げるのが、追いつかない感じさえします。
でも、こうやってこどもの成長と共に、私自身も成長させてもらってるってことなんでしょうね。
黄色い帽子のおじさんは、ジョージがとんでもないことをしでかしても、驚いたり困った顔をすることはあっても、怒ることはないし、上手にたしなめています。
どんなジョージも受け止めるよっていう、どーんとした大きな広ーい器がそこにあるんだろうなぁ。
あー、私も黄色い帽子のおじさんみたいになりたい…。
そう簡単じゃないけど。
せめて、「黄色い帽子のおじさんだったら、なんて声をかけるかな…」って考えてから、言葉をかけようって思います。