絵本作家わかやまけんさんの、こぐまちゃんとしろくまちゃん展がひろしま美術館で開催されるとのこと。
これは見に行きたいなぁ…もしかしたらこれなら少しは息子くんも見れるかもしれないし…と思ったので、思い切って二人で行ってみることにしました。
ということで、今回は息子くんの美術館デビューのお話。
2歳3ヶ月、美術館デビュー
ひろしま美術館は、週に一回通っているこども図書館のすぐ近くなので、図書館ついでに行ってみることにしました。
図書館へはいつも電車で通っているので、今回も電車に乗って出かけました。
図書館に寄って借りていた本を返してから、美術館へ。
こども図書館とひろしま美術館は歩いて5分くらい、ちょうどいい距離でした。
さて、美術館についてチケットを渡し、中へ入っていくと…。
中庭で、こんなにかわいいこぐまちゃんとしろくまちゃんがお出迎えをしてくれました。
さて、内心どうなることかと不安な思いも抱きつつ、騒ぐようだったらさっさと出てきてしまえばいいし…と心構えをして、いざ展示室へ。
中へ入ってみると、かわいらしいこぐまちゃんとしろくまちゃんの世界が広がっていて、あっという間に引き込まれてしまいました。
…が、ワクワクキュンキュンしながらちょっと立ち止まってじっくり見れたのは、最初の3分くらいまで。
「ほら、しろくまちゃん、かわいいねぇ」とか言いながら、少しでもゆっくり見られるようにと息子くんに声をかけてみたのですが、案の定息子くんは立ち止まってじっくりみる感じではなく、絵を見ながらも、どんどんどんどん進んでいってしまいました。
と言うわけで、ゆっくりと自分の見たいペースでなんて見られるはずもなく、「あっち、あっち」と息子くんに手を引っ張られ、絵を横目で眺めながらさっさかさっさか歩いていく感じ…。
中間地点あたりで、こぐまちゃん絵本がどうやって作られていくのかのビデオの上映と、絵本の内容を絡めたちょっとした遊べるコーナーがあったので、そこで10分くらいは過ごすことができました。
その後は、結局抱っこになり、しかも飽き始めていたので、もうひたすらさっさかさっさか展示を横目で眺め、あっという間に展示室から中庭に帰ってくることになったのでした。
中庭に出てほっと一息つきながら、なんだか慌ただしかったし、全然見れた感じはなかったなぁ…と思ったのですけど、一方でとても満たされた気持ちになっている私がいました。
美術館自体が久しぶりだったのもあると思うのですけど、なんだか美術館という空間にいられることが、それだけでとても幸せに感じました。
そして、あーー、やっぱりもっとじっくり見たかったーーっと、後からじわじわきました笑。
というのも、絵のタッチが優しくて好きだなーと思っていた絵本が、わかやまけんさんのものだった!という嬉しい発見があったので、その辺りの展示をゆっくり見たかったのと、リトグラフという手法で描かれているこぐまちゃんの絵が、どうやって仕上がっていくのかのビデオ上映をもう少しゆっくり見たかったからです。
そして何より、こぐまちゃんとしろくまちゃんが思っていた以上にかわいくって…。
久しぶりのワクワクキュンキュンで、心がほくほくする感じ。
あの空間をもう少し味わっていたかったなぁ…と思ったのでした。
併設されているカフェでしろくまちゃんのホットケーキに魅了される
帰りがけに美術館のお手洗いに寄ったら、そのすぐ横にカフェがあって、息子くんが勝手にそちらに入っていったので寄ってみることにしました。暑かったしジュースだけでも飲んで行こうかな…なんて思ったら、なんとしろくまちゃんのホットケーキがある…!
もちろん、即決!
息子くんもこんなにかわいいホットケーキが目の前に運ばれてきたので、とても嬉しかった様子。
鼻歌を歌って、るんるんしながら食べました。
考えてみると、息子くんが大きくなってから二人でこんなふうにカフェに入ったのも初めて。
まだ上手に食べられないのでポロポロこぼすし、せわしなかったですけど、二人でこんな時間を過ごせるようになったことも、とても嬉しかったです。
わかやまけんさんの絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」
こぐまちゃんとしろくまちゃんの絵本のシリーズは知っていたし読んだこともあったのですが、家には一冊もなかったので、記念に一冊買って帰りました。
もちろん、「しろくまちゃんのほっとけーき」。
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作ってこぐまちゃんと一緒に食べる、かわいいお話です。
美術館で見てから読むと、また魅力が増して大好きな一冊になりました。
小さなこどもと一緒に美術館に行ってみて思ったこと
2歳の息子くんが初めて美術館に来て、何を感じたのかは本人にしかわからないので、息子くんにとってどうだったのかはわかりませんが。
今回のわかやまけんさんの絵本の展示は、絵本そのままのかわいらしい雰囲気が美術館のあちこちにあったので、息子くんもそれは感じられたのではないかな、と思います。
もし、こどもが小さいけど美術館に行きたいなぁ…とお悩みでしたら、あらかじめこどもが飽きちゃうことを想定し、騒いでしまうようならすぐに退室すればいいや、くらいの気楽な感じで行ってみることをオススメします。
まとめ
もともと絵本も美術館も好きな私にとっては、こどもと一緒に来れたことは、とても嬉しい時間になりました。
ですが、美術館の展示をゆっくりみて楽しむのは難しかったので、私としてはできれば改めて一人でゆっくり見に行きたいなぁ、と思いました。笑
また、成長とともにこどもと一緒に美術館を楽しめる機会も増えると思うので、次の機会を探しながら、楽しみにしたいと思います。